田中亜鉛鍍金株式会社

タナカ-P4(景観調和めっき)

めっき製品の光沢を抑えることのできる、
都市景観機能・意匠性を向上させためっき後処理です。

タナカ-P4

りん酸亜鉛処理を行うことで、低明度、低光沢化を実現。溶融亜鉛めっき製品を、都市景観にマッチした風合いに仕上げます。

Type

タナカ-P4には二つのタイプがあります。
1.Type-D(for Design)意匠用
マンセル値N=4(±1)
りん酸亜鉛処理後、そのまま使用する場合の仕様です。(※塗装下地としては利用できません。)

2.Type-P(for Paint)塗装下地用
塗装下地用のりん酸亜鉛処理です。

用途

タナカ-P4は次のような鉄鋼製品に適用でき、高い耐食性を発揮します。
都市景観の意匠合わせや反射光を抑える用途やめっき後の塗装下地に用いられます。

  • 土木・電力関係:送電鉄塔、アンテナ柱、照明柱、標識柱、防音壁柱、落下防止柵など
  • 建築関係:看板材、ひさし、階段材、手すり、外壁材など、めっき後塗装製品の下地
特長
  • コンクリート色と調和した色調になり意匠性が向上します。
  • 公園や山間部でも目立たず建造物の景観調和が見込めます。
  • 日光やヘッドライトなどの光の反射を軽減し、不快感を抑制します。
タナカ-CZとの違い
  • りん酸亜鉛による処理を行っています。(CZは過マンガン酸処理です)
  • CZよりも艶や光沢を抑えています。
塗装条件及び密着性試験結果
下塗り エコパワー♯200 ライトグレー p4
碁盤目試験結果
樹脂系 厚膜形変形エポキシ樹脂系防食塗料
上塗り UTX♯800H ホワイト
樹脂系 2液系アクリル・ポリウレタン樹脂塗料
下塗り膜厚(μm) 55~60
総合膜厚(μm) 85~90
付着性 2mm碁盤目n/25n=残数 25/25(良好)
耐塩水噴霧性120時間 外観 良好
片側フクレ巾(mm) 0
片側フクリ巾(mm) 0